五十肩


 肩関節の運動は、全身の関節運動の中で最も運動範囲が大きい関節です。三角筋、腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)、上腕二頭筋などで関節を安定させています。

 五十肩は、筋肉疲労や筋肉が固くなったり肩の打撲、長期間の冷えによっての血液の滞りなどで、肩関節を安定させている筋肉のバランスが崩れ、肩関節の運動障害が起きます。 

 五十肩は治療家泣かせの疾患で有名です。状態にもよりますが、すぐに良くなるもではありません。病院に通院しても、完治に1年半から2年かかる場合もあります。

 問題は治り方です。最終的には痛みはなくなりますが悪がたまりをして、関節可動域が狭まることもよくあります。よって、病院に通院しながらでも、定期的に鍼治療を行うと、完治も早くなりますし、関節可動域も正常のまま保つことができます。

 当院では、各テスト法、触診、問診によりどの筋肉のどの筋繊維を痛めているか把握し、しっかりアプローチをかけていきます。五十肩は、インナーマッスルを痛めていることが多いので、鍼はそのインナーマッスルに直接アプローチをかけられる点が強みです。そして吸い玉療法(カッピング療法)灸を行い、血流促進を促します。また、夜間痛がひどく眠れないことがあれば、ご相談下さい。あるツボを使えば、鍼でほぼすぐに緩和します。

 

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