腰痛といっても、急性・慢性、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、分離症、ぎっくり腰、
等、様々です。しかしながら、病名は多かれど、原因は筋肉からくることがとても多いのです。
急性の痛みは筋肉の痙攣、積み重ねてきた痛みや慢性は、血流の滞りからくる痛みが良く見られます。筋肉を押されて痛みが再現できれば、その筋肉が悪さをしています。しかし、押されても痛くない場合があります。それは筋肉の下の筋肉、いわゆるインナーマッスルが痛んでいることが多く見受けられます。腰痛の場合、大腰筋です。この筋肉のバランスが悪くなると、ヘルニアになりやすくなり、また大腰筋に神経が貫いているものなので、坐骨神経痛の症状がでたりします。
当院では、どの筋肉が痛んでいるのかをトリガーポイントを見極め、しっかりアプローチをかけ完治を目指します。特に、大腰筋はマッサージでは届かない場所にあり、鍼でアプローチをかけるにも技術が必要です。当院は、大腰筋にアプローチをかけるのを最も得意としております。
急性腰痛は、椎間関節性腰痛と筋筋膜性腰痛の二つに分けられます。
そのほとんどは、筋肉が緊張や痙攣で激痛が走り、動くことすら出来なくなることもあります。しっかり治さなければ、くせになり慢性化する恐れもあるので早期治癒を目指さなければなりません。
無理な体制から物を持ち上げたり、咳・くしゃみをした瞬間、急に立ち上がった瞬間などに痛める場合が多く、特に寒い時期や季節の移り変わりなどに起こりややすいです。
また痛めた翌日などは、前日より痛くなることが多く、痛みが3日間全く引かないこともあります。
当院では、まずテスト法を行い、筋筋膜性腰痛なのか椎間関節性腰痛なのか見極めます。そして、患者さんの姿勢、増悪因子を聞き取り、触診をし、痛んでいる原因筋
肉を見つけ当てます。その筋肉に適格に当てることで、筋肉の緊張の緩和、痙攣を止めることで痛みを抑えます。3日連続で治療すれば、痛みは緩和されていきます
6カ月以上腰痛が消えなくなったら、慢性腰痛と言われます。原因は器質的変化、つまり、骨の形が変わって痛みを発することが多いです。変形性腰椎症や椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症など言われ、手術以外治らないと思う方が多いようです。しかしながら、健常者でも脊柱管狭窄症やヘルニアがある方も多いようです。つまり、異常がありながらも症状が全くないということです。なので、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアといわれても、原因はそれ以外にある可能性があります。
もう1つの原因は、脳の痛みのインプットです。つまり、脳が痛みを覚えてしまい、腰は良くなっても痛みが続くことがあります。
当院では、慢性化した硬くなった筋肉をしっかり緩めることと、頭鍼を使い、脳の誤作動を正常に戻すように促します。実際、手術を薦められた方でも、手術をせず緩和していった患者さんも多くいます。
あきらめる前に、一度鍼灸治療を受けることをお勧めします。