肩こり


 首は7種類も筋肉が重なり合い、肩も大きな筋肉からインナーマッスルまで多くの筋肉が存在します。首肩こりの原因はやはり筋肉由来が多く、僧帽筋や肩甲挙筋などがあげられます。特に肩甲挙筋は、常に肩甲骨をつるしあげている為、疲労がたまりやすく、肩こりの筋肉ともいわれます。この筋肉が固くなってくると、肩甲背神経が貫いている為、肩甲間部に痛みを発することもあります。

当院ではしっかり症状を聞き、どの筋肉が悪いのかしっかり見極め、治療していきます。首などの施術は怖がられる患者さんもおられるので、患者さんの体に合わせ、最良の施術をしていきます。

 

肩こりとは、首・肩・背中・肩甲間部にかけて痛みやこわばりを感じる症状です。肩こりで悩んでいる方は多く、その症状や原因も様々です。たがが肩こりぐらいと思いほおっておくと段々ひどくなり、悪心や吐き気・頭痛・耳鳴り・めまい・息苦しさ・食欲不振・腹部の膨満感・動悸といった症状がみられるようになることもあります。

 

肩こりの原因

 

①:姿勢

 スマートフォンやパソコン、ゲームや家事などで、下を向く姿勢が長くなったり、同じ態勢が続いたりすると、筋肉が疲労し血流が悪くなり硬くなっていきます。その結果、発痛物質が蓄積し痛みや違和感を覚えます。ただでさえ、重い頭を首の筋肉で支え、両腕も肩の筋肉で支え、肩甲骨も肩甲挙筋という筋肉がずっと吊るし上げている状態です。その為、筋肉が固くなりやすく、その結果絞扼神経障害を起こし、背部や上肢に痺れ感を感じだすこともあります。

 

②:ストレス

 強いストレスを感じると、筋緊張を起こし筋肉が収縮した状態が長く続き、その結果筋肉が疲労していきます。また、交感神経が優位になり、毛細血管の血流が悪くなり発痛物質が溜まり、痛みだすことがあります。

 

③:疾病の症状

 頚頚腕症候群やむち打ち、五十肩、うつ症状などの随伴症状ででます。

 

 

肩こりの治療

 

 当院の肩こりの治療は、凝り固まった筋肉にしっかり鍼でアプローチをかけ確実にほぐしていきます。また、症状や度合いを考慮し、吸い玉療法や灸を併用し、最後にストレットで筋肉の違和感を取り除き、柔軟性を取り戻します。

 

 首部

 首には、七種類もの筋肉が重なっています。一番下には後頭下筋群が存在し、マッサージでは全く届きません。当院では、必要に応じて確実にアプローチをかけます。

 

 背部

 表面は僧帽筋が覆っており、その下のインナーマッスルは肩甲挙筋・上後鋸筋・菱形筋・脊柱起立筋等があります。特に肩甲挙筋は四六時中肩甲骨を維持している為、肩こりを起こしやすく「肩こりの筋肉」と呼ばれることもあります。触診等で痛んでいる筋肉をさがし、しっかりほぐしていきます。

 

 肩部

 三角筋と棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋等のインナーマッスルがあります。インナーマッスルは、五十肩やインピンジメント症候群のときなどで痛みを発します。テスト法を行い、どういった状態なのかしっかり鑑別し、それに見合った治療を行っていきます。 

   

>>次、自律神経調整の治療について